低コストで大量の写真を保存できる
写真を残す方法は色々ありますが、その中でも大量の写真を保存できるのが、HDDです。数百ギガバイトから数テラバイトという、大容量のHDDが市販されています。一般的なデジタルカメラで撮影した写真のデータは、1枚当たりおよそ5メガバイト前後です。1テラバイトの大容量HDDであれば、その5メガバイトの写真を20万枚保存できることになります。
そして、HDDは価格が非常に安いという特徴もあります。大容量の1テラバイトでも、1万円前後で購入できることが多いです。そのため、万が一1台が写真でいっぱいになってしまったとしても、2台目を簡単に用意できます。また、HDDはUSBケーブルによって、パソコンやスマートフォンと手軽に接続できるものが多いです。したがって、機械に詳しくない人でも、手軽に扱えるのが強みです。
耐久性が高く使い勝手が良い
HDDには寿命があり、いつかは自然故障する日がやって来ます。しかし、その寿命までの期間は、5年前後と長めです。そのため、日常的に使用していて、簡単に壊れてしまうということはまずありません。また、フラッシュメモリなど一部の記録媒体では、長時間使用せずに放置しておくと、自然放電によって中の写真データが失われてしまうことがあります。けれど、HDDには自然放電をする性質はありません。したがって、長期的に写真を保存したい場合にも適しています。
そして、HDD自体の価格が安いため、バックアップ用として2台用意することも難しくはないです。写真を残すために、フラッシュメモリなど他の記録媒体をメインとして、HDDをバックアップに使用するという手もあります。そのように、様々な使い方ができるのも、HDDの強みと言えるでしょう。